物理探査とは何だろう
旧ウェブサイトの内容の一部を掲載します.内容は更新予定です.
定義
地下に存在する物質の物理的,化学的性質と直接あるいは間接的に関連して,人為的または自然的に生じた現象を遠隔的に観測し,その資料を解析することにより,地質構造の様相、鉱床の存在などのような地下の状態を解明すること.
手法
利用される物理現象により次のように分類される.
地震探査(弾性波探査)
電気探査、 電磁探査
磁気探査
重力探査
放射能探査
地温探査
坑井、試錐孔内の応用として物理検層がある.
探査対象
現在では多岐にわたり,石油,金属及び非金属鉱床,石炭,地熱,地下水,温泉,土木・建築,防災や地球科学の各分野で物理探査が実施されている.
学問体系
地学における一分野で,地球物理学に基礎をおくが,地質学,資源工学,電子工学その他,理学,工学の各分野の学間と密接な関係を有する学際的学問であり,地下に関する情報工学的色彩が最近とみに強くなっている.
参考文献: 物理探鉱技術協会(現,物理探査学会)編 物理探査用語辞典